新しい肌(台地)
2010
ヴァレリア・ロクサナ・プリモストとの共作
和紙に写真プリント、モルタル
写真:64×98cm(6枚組)
モルタルの腕:57×16×15cm(長さ×幅×高さ)
グループ展「Space Reception」
秋吉台国際芸術村での滞在制作
山口県
この写真シリーズは、同時期にAIAVに滞在していた現代舞踏家のヴァレリア・ロクサナ・プリモスト(アルゼンチン)との共作である。作品中で彼女の腕は海苔で覆われている。海苔は緑藻の仲間であり光合成を行なう。気仙沼水産試験場の研究員が私に話したところによれば、「もし海苔などの緑藻類が人体の表皮細胞内で生存することができ、なおかつ皮膚が新しく生まれ変わる度に新しい表皮細胞に移動し続けることができるならば、光合成も可能かもしれない」とのことだった。この写真シリーズは秋吉台で撮影され、モルタルの腕はプリモスト本人の右腕から直接型取ったものである。