森林
1997
インスタントヌードル（賞味期限切れのもの）、発泡スチロール
278×110×573cm
グループ展「現代美術交流展　東京藝術大学＋デュッセルドルフ美術アカデミー」
東京藝術大学資料館取手校地、取手

インスタントヌードルの乾麺を積み上げ、壁を作る。

 

幽霊の写っていない心霊写真やUFOの写っていないUFO写真がある。
それらは言い換えれば、ただの写真だ。
「写真」という言葉についたあてのない修飾句がただの現実を彩っている。

インスタントヌードルは隙間がたくさんあり、割るとパキポキと音がする。
私は、インスタントヌードルという事実だけが横滑りし続けるのを感じた。

（1997年記述）

 

 

無題（芝生）　Untitled (Lawn)
1997
インスタントヌードル、布
183×552×10cm
利根川河畔、取手

インスタントヌードルの乾麺で作った敷物。

 

無題（雑草）　Untitled (Weeds)
1997
インスタントヌードル、布
183×184×10cm
利根川河川敷、取手

インスタントヌードルの乾麺で作った敷物を野外で敷く。

 

無題（プラント）　Untitled (Plant)
1997
インスタントヌードル、布
183×184×10cm
利根川河川敷、取手

 

無題（希薄大気）    Untitled (Rarefied Gas)
1997
インスタントヌードル、布
183×184×10cm
利根川河川敷、取手

 

無題（ちらばり）　Untitled (Scattered)
1997
インスタントヌードル
利根川河川敷、取手

インスタントヌードルの破片。

 

無題（処分）　Untitled (Disposal)
1997
インスタントヌードル
10×12×2.5cm
利根川河川敷、取手

すべて燃やす。

 

呪文　Spelling
1997
インスタントヌードルの麺（ゆで）、ガラス板、木材
200×180×5cm
上野、東京

インスタントヌードル1食分の麺を茹でて、ガラスの上に拡げた。
拡げて、解読しようとした。
（2000年記述）