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卵割
1996
真鍮箔、カシュー、石膏
250×200×90cm
東京藝術大学彫刻棟玄関ギャラリー、上野

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宇宙が無限であるならば,人間の存在は常に極小値をとらざるを得ない.僕はその人間という一点からできるだけ遠くへ,はるか遠くへ飛んでゆこうとする.それは絶望的な試みだ.孫悟空が釈迦のもとからできるだけ離れようとして他ならぬ釈迦の手のひらに出会うみたいに.なぜなら僕が移動するということは,僕という人間が移動するということでもあるからだ.僕はいつも人間をひきずっている.複数の自分が複数の自分を所有する.それぞれの自分の間に生じる決定的なズレがさらに愉快な現象を引き起こす.(1997年記述)