The Photosynthesizers at AIAV

The Photosynthesizers
2010
グループ展「Space Reception」
秋吉台国際芸術村での滞在制作
山口県

2010年の秋吉台国際芸術村(AIAV)での滞在制作。ザ・フォトシンセサイザーズに関する制作とリサーチを行なった。滞在中に制作された作品群が展示された。
日本最大のカルスト台地であり、鍾乳洞でも有名な秋吉台台地は、かつて数億年前には珊瑚礁だった場所で、その珊瑚礁が変成して石灰岩台地になった。よく知られている通り、一般にサンゴは動物性のサンゴ虫と光合成を行なう単細胞藻類との共生体である。ザ・フォトシンセサイザーズは、ヒトと光合成生物とのキメラ化について思索するプロジェクトであるので、秋吉台はこのプロジェクトに適した場所であった。
地元住民と共同で、人体の形と地元の特産野菜の形とを融合させた形態のコンクリートのモニュメントを作ったり、モルタルによる立体作品や写真、映像作品を制作したりした。コンクリートやモルタルの主成分は石灰質であり、かつてはサンゴの外骨格であった。サンゴの身体と意図的に同調させている。

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